花粉症の対策

前回、花粉症と腸内環境との
関係についてお話しました。

今回は、前回の内容を踏まえた上で
花粉症の対策をお話します。

まず前提に、花粉症は
花粉を体内に取り込むことで
免疫の異常が生じるため
取り込む量を抑えることが必要となります。
●マスクや眼鏡の着用
●衣類、髪、顔などに付着する
花粉を軽減する商品使用する
●空気環境を整える機器を導入する。
●部屋の湿度を一定に保つ
●不必要な外出を減らす。

上記は一般的な対処方法になるかと思います。

次は体を整える方法です。
●小麦粉の摂取頻度を控える
●血糖値を急激に上昇する食べ物を控える
●食物繊維を多く含む食材を摂取する
●よく噛んで胃腸の負担を減らす
●お酒は控えめに
●神経質にならないように食品添加物を減らす
        ↓
腸内環境を整える養生

●湯船に浸かる
●なるべく睡眠をとる
●適度な運動
●何かに夢中になる
●あれやこれやと考えない
        ↓
交感神経優位にしない(ストレスを溜めない)


1.小麦粉の摂取を控える
前回お話しましたが
小麦粉に含まれるグルテンは
腸内環境を悪化させます。

【悪】身近で購入できる菓子パン
(コンビニやスーパー)
    ↓
パン屋さんの菓子パン
    ↓
パン屋さんの小麦粉でなく米粉を使用したパン
    ↓
【良】自宅で手作りパンを作る。


2.血糖値が急激に上昇する食べ物を控える

基本的には白糖の入った食品を食べない
お菓子類・飲み物(炭酸飲料・清涼飲料水)・アイス等

【悪】洋菓子
   ↓
   和菓子
   ↓
   はちみつ
   ↓
【良】さつまいも※胃腸の弱い方は注意が必要です

3.食物繊維の摂取を増やす

きのこ類、海藻、根菜類、大豆等
様々な種類の食材を摂取することをオススメします。
しかし、繊維質の強い食材は
消化不良を起こす可能性があるため
ご自身の体に合う食材探しが重要です。
腸内環境を整える善玉菌の栄養源を
プレバイオティクスと呼びます。
善玉菌の栄養源となる食品は
オリゴ糖や食物繊維を含む食材です。
善玉菌を増やすために効果的なのは
「水溶性」食物繊維です。
しかし、不溶性食物繊維も腸内運動や
便の排泄に大きく影響するため
重要な栄養素です。

4.湯船につかる

細胞は絶えず、生体機能の維持に
必要なエネルギーを生産しています
エネルギーの生産は熱を発生し
体温維持に重要な役割となっています
また、「食事誘発性産熱反応」と呼ばれ
食事摂取後数時間、消化管運動が高まり
吸収された物質の代謝が増加して
熱が発生します。
しかし、花粉症の症状が酷くなると
腸内運動の低下、免疫細胞の異常が
発生するため熱産生が低下することで
ふだんよりも
「体温が低い」「末端が冷える」「お腹が冷たい」「何となく寒い」
などの症状を発症しやすくなります。
そのため、外部から体温を温める
「お風呂」は重要な養生になります。

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2025年02月02日