「医食同源」
医食同源とは、「医」と「食」が同じ源であるということです。
日頃から、バランスの取れた美しい(色とりどりの食材)食事を取ることで
病気を予防し、治療しようとする考えかたです。
これは日本独自の考え方になります。
戦後日本で生まれた言葉であります。
中国では類似する言葉として、「薬食同源」と表現されています。
医食同源の考え方は、食べ物と医療は同じである。古来の日常生活から
東洋医学的な思想の中で、引き継がれてきた基本的な考えであります。
医薬、医療の前に飲食の改善による、健康の保持が基本とされています。
しかし、時に応じて飲食よりも医薬や医療を優先するべきこともありますので
一概に、食だけ整えれば良いと考えるのは極端すぎると私自身は思います。
あくまでも、健康の養生の一つとして「医食同源」という言葉が大切であります。
心得
~1つの食材で健康にはなれない、毎日の食事を大切にすることが健康への近道~
- ・加工食品をなるべく避ける
※人工甘味料・人工香料・着色料・酸化防止剤・化学調味料・防腐剤等 - ・腹八分目を心がけ、良く咀嚼する
※食べてすぐに動ける程度の食事量と、患者さんにお伝えしています。 - ・良質な脂質を摂取する※青魚(イワシ・鯖)・卵・アボカド・納豆・ナッツ類
※(マーガリン・バター・ラード・植物油脂はなるべく摂取しない) - ・調味料を使い過ぎない(食材本来の味・出汁の味を基本)
- ・生野菜ではなく、野菜はなるべく火を通す(汁物と一緒に摂取をおすすめ)
※季節の物、その土地で採れた食材は別 - ・果物はなるべく控える
※お菓子を食べるなら果物の甘さを感じるはオススメ
※南国フルーツは痒みを発症しやすいので控えめに
- ・様々な動物性食品を摂取する
※牛肉→豚肉→鶏肉(もも肉→むね肉)
※サーモン→マグロ→青魚 - ・腸内環境を整える食材・栄養素を摂取する
※食物繊維を含む食材(きのこ類・海藻類)
※発酵食品(味噌・麹・ぬか漬け・納豆)
※お腹が緩くならない方は(乳製品・キムチ)