体質を変えるためには、一番手っ取り早く、一番の近道であると私自身考えております。
しかし、多様化する時代の流れで、手軽に食品が手に入り、調理することなく食事を摂取することができる世の中となり、便利に移り変わった代償として危険なリスクも伴うようになったのは事実だと思われます。
アレルギー、生活習慣病、高脂血症等、昔では診られなかった病が増え、糖尿病・腎障害
など命の危険に及ぼす病気に発展する症状の患者さんが近年増加しているのも、少なからず食生活の変化によって引き起こされたと考えております。
患者さんへの養生の指導についても、「食育」を大事にしています。
我々人間は、口に入れた食べ物によって身体の組織を作っています。
生活環境、生活リズムによってひとり一人の食事内容は異なります。
そのため、生活の環境に合わせて無理せず食事を楽しむのを目的に、
少しずつ食事の内容を変え身体の変化を楽しみ健康への道のりを歩んで頂きたいと思います。
- 1.食生活の基本を”自炊”にする
※加工食品・冷凍食品・コンビニ食など減らして食材から栄養を摂取する - 2.食事の内容は”和食中心”に肉、魚、卵をバランス摂取する
※汁物に野菜、きのこ類、海藻などを入れると様々な栄養素が簡単に摂取できます - 3.マーガリン・バター・乳製品・植物油脂の摂取を少なくする
※食材からの油を摂取する(卵・大豆(納豆)・アボカド・魚) - 4.糖質(お菓子・チョコレート・ケーキ・果物・白米・菓子パン)の取り過ぎに注意
※一度に大量の糖質摂取を控えめに、回数を分けて摂取する - 5.甘いものが食べたい場合★洋菓子×→和菓子△→干し芋・さつまいも〇
- 6.食物繊維を意識して摂取する
※きのこ類(しいたけ・しめじ・えのき等)・海藻類 - 7.赤・緑・黄・紫(緑黄色野菜)色とりどりの野菜を摂取する
- 8.過剰な食事の制限は心のストレスとなります。
バランスよくたまには息抜きでジャンクフードを食べても良いと楽しく健康が目的です。