鍼と指圧の違い



鍼治療も指圧治療も双方の良さがあります。

一番の違いで言いますと

「刺激の深さ」ではないでしょうか?

慢性的に病が進行してしますと、体の深部の筋肉及び血液の流れが

悪くなり、関節及び骨の変形にも繋がります。

指圧治療による表面の刺激によって血行促進の効果もありますが

慢性的な肩こり・神経痛の症状に陥ってしまうと指圧刺激で

一過性に楽になり、症状の軽減が起こりますが時間の経過とともに

症状がぶり返すということが多いのではないでしょうか?

指圧治療が悪いとは思っておりませんが

ある程度病が長引き症状が出てしまうと表面刺激では

体を変えることは難しいのではないでしょうか?

鍼治療の場合、深部の筋肉のコリに刺激・アプローチすることが可能です。

また、深部のコリを緩めることで深部の血液の流れが改善され

機能が低下していた細胞に栄養が流れ、全身の健康改善にも繋がります。

東洋医学で体質改善という言葉を目にすることがあるかと思いますが

私の考えでは、機能が低下している細胞に栄養が行き渡ることで

体の新陳代謝が生まれ、体の変化に繋がりそれが体質改善となるかと思われます。

鍼灸治療を長らく受けて頂いている患者さんの中に

毎年風邪を引いていた方が、鍼治療を受けられてから

風邪をほとんどひかなくなったとお話される方がいます。

これがまさに、体質が変化したといえるのではないでしょうか?

血液やリンパの流れが良くなることで内臓の働きが活発となり

内臓機能の低下からみられる体の不調が改善され体が軽くなります。

 

 

 

 

 

2024年04月01日