Nさんとの出会い ~往診編~ 静岡 鍼灸

〜患者さんであり、人生と経営の師〜

Kさんとの別れを乗り越え、 そのご縁からつながった中で出会ったのが、Nさんでした。
Nさんは、私が往診を始めた当初から現在に至るまで、
長く治療を受けてくださっている患者さんです。
患者さんであり、人生の大先輩 Nさんは、これまでに複数の会社を経営されてきた方で、
若くしてリタイアされた、まさに経験豊富な経営者の方です。
施術の時間の中で、 身体のことだけでなく、仕事や人生についてのお話を伺うことも多く、 気がつけば私にとって、 患者さんであると同時に、人生の大先輩であり、
経営の師匠のような存在となっていました。

年齢を重ねるにつれて、 人から本気で叱られる機会は少なくなっていきます。
ましてや、自営業という立場では、 すべてが自己責任のもとに成り立つため、
外部から厳しい指摘を受ける機会はほとんどありません。
しかしNさんは、 節目節目で私に多くの言葉をかけてくださいました。
時には厳しく、 時には強く、 本気で向き合う言葉を投げかけてくださいました。
言葉の重み その言葉は、決して感情的なものではなく、
長年の経験に裏打ちされた、重みのあるものでした。
仕事に対する姿勢、責任の重さ、 そして継続することの大切さ―― その一つひとつが、
私の中に深く刻まれていきました。
振り返ると、 何度Nさんに助けられたかわかりません。

鍼灸という仕事は、 一人の患者さんと向き合う時間が長く、
自然と深い会話が生まれます。 仕事のこと、家庭のこと、
これまでの人生や価値観、さまざまなお話を聞かせていただく中で、
私は多くのことを学ばせていただいてきました。

患者さんから学ぶことは、技術だけではありません。
人としての在り方、考え方、 そして生き方そのもの。
そうした学びの積み重ねが、 自分自身の「器」を広げてくれていると感じています。

私は、鍼灸という仕事は単なる治療ではなく、 人と人が深く関わり合い、 互いに成長していける、最高の仕事だと思っています。 Nさんとの出会いは、 そのことを強く実感させてくれた、大きな出来事でした。

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2026年03月28日