鍼灸師の雑談

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甘々娘(とうもろこし)

今年も兄の畑から
届きました。

今年は発芽率が低く
苦労しているようでしたが

その中でも
無農薬は希少価値が高いと思われます。

人間の体もそうですが

近年、四季がなくなり

異常気象が異常でなくなり

当たり前の世の中に

変わりつつ

気候変動に

体調が左右されやすく

なっているのは間違いありません。

作物もいつ

収穫できなくなり

旬な食べ物を

口にできなくなる

時代が来るのかと思うと

恐ろしい………

話は変わりますが

フッ素入りの歯みがき粉

子供に使いたくないですね

何が安全で、何が危険か

判断に苦しみますが

己のアンテナを張り

情報に流されないよう

気をつけていきたいですね。

#甘々娘#とうもろこし🌽#静岡
#静岡市#野菜

2025年06月02日

真面目にやり過ぎない

当院では、患者さんに対して食養生をお伝えしております。

よく聞かれる質問で

「何を食べたら健康になりますか?」

「何を食べたらだめですか?」

「○○を食べたら健康になりますか?」等

様々ありますが。

まず私自身の基本的な食事に対する考えですが

・食材から摂取することは健康へ導く

・加工食品を減らす

・何を食べたら?足すのではなく、何を減らすかが重要

上記の3つが基本となります。

どの食材も良し悪しはありますが

自分の手で取り、目で見て、判断した食材を

自炊すれば、間違いなく体のプラスになります。

さらに付け足すと

口に入れる物が、何からできているのかを

自分自身で把握できる物をなるべく摂取することです。

加工食品の裏に記入してあります、食品表示ですが

食品によっては、大量の記載がある製品があり

そう言った記載が多い食品をなるべく食べない、避けることが大切だと思います。

家を出れば、すぐに食べ物を購入できる時代だからこそ

サプリメントが…

プロテインが…

酵素ジュースが…

体に良い油を…

現代人は栄養を取り過ぎです。

特に糖質と脂質がかなり多いです。

病院から「糖尿病です」「血圧が高い」「コレステロールが高い」と言われ

私が、○○の食事にしてみたらと提案するも

えっ!甘い物がどうしても食べたくて、

全部辞めるのは厳しい、食べないとストレスでと言われ

結局、何も変わりません

自分自身で病気を作っているのに、病院へ

そして結果を聞いても、何かを変えるわけでもなく

薬を飲んで、飲み続け、

薬飲んでるけど数値が悪い

体調が悪い

「まったく変わらない」と嘆く。

少し、強めの言葉になってしまいましたが

日本人は病気や健康を心配しますが

どこか他人事になってしまう方が多い。

全て減らさないでも、上手くやれば

美味しい物を食べながら、楽しく、ストレスなく、健康になれる気がします。

週5~6自炊(食材からあまり調味料を使わない料理)で

週1回程度、好きなものを食べる日を設ける

極端に考え過ぎないで、

ある程度余裕とゆとりを持って

少しずつ、少しずつ、生活習慣(食習慣)を変え

自分自身に合う物を探す。

急にあれもこれもやると

わからなくなるため

少しずつ

 

 

 

 

 

2025年05月28日

ips細胞 パーキンソン病 

パーキンソン病治療の新たな光が

数か月前にニュースとなりました。

安全性と有効性が示唆され

パーキンソン病で苦しむ患者さんへの希望になるか

今後に期待したい話が飛び込んできました。

2018年ips細胞を用いた世界初の治験が開始され

2025年4月国際的な科学雑誌に研究結果が掲載されました

内容は

7名を対象に内6名に有効性が診られた。

さらに6名の内、4名が動作改善・ドーパミン神経の活動が増加

重篤な有害事象の発生は見られず

パーキンソン病に対する臨床的有益性が示唆された内容でした。

現在

・薬物治療

・DBS(脳深部刺激療法)

・FUS(集束超音波治療)

・LCGC(レボドパ・カルビドパ配合経腸用液療法)

・ヴィアレブ(R)配合持続皮下注

・リハビリテーション

などが挙げられます。

しかしこれらの治療は根本的な改善とは言えず対処療法となり

症状の改善・緩和及び進行を遅らせる治療法に過ぎないと思われます。

鍼灸治療も同じです。

しかし、今回の内容は治験の全ての患者さんが劇的に

変化している結果ではないものの

治療の新たな選択肢になるかもしれないと期待する

内容でした。

服薬数の軽減・生活の質向上・病の完治に繋がることを

願うばかりです。

2025年05月07日

職人さんとの話

「仕事は早く、心を込めて」

1つの作業に何時間もかけて仕事するのは

誰でもできる

「人間国宝作品を作るのは別だな(笑)」

開業当初から毎週、予約を頂いている患者さんとの会話

何か、どこかで聞いた話だなと

ふと思い返すと

私の師も常々言っていました。

「早く」「遅い」「手を動かせ」「集中しろ」

よく言われました。

何故、自分を追い込んでまで早くするのか

今になってわかる

患者さんとも笑いながら

「ギリギリを狙っていかないとな・・・・」

「そこがプロと素人の違いですよね・・・・」

「職人であり経営者だからな・・・・」

さらに、職人ならある程度のことは

器用にやれないとダメ

常にアンテナを張ってろ

無駄なことは1つもない

本当に為になることばかりの教えです。

これは私の考えであるが

常に自分を追い込む先に見える物がある

何とかして治してあげたいという情熱のエネルギーが

患者さんの自然治癒力を高めるのかもしれない

元気・勇気・気力

気を補い高める

鍼はおもしろい。

 

 

2025年04月16日

腹診と腹治3

前回は運搬調節についてお話をしました。
今回は「免疫・吸収」右下腹部についてお話をします。

右下腹部には
・盲腸(虫垂)
・小腸・大腸
・卵巣・子宮
・腸腰筋
等の反応が診れる部位になります。

消化器、婦人科、腎・泌尿器、心因性など様々な疾患の原因が
考えられる部位となります。

最近、若年層に多い疾患で「過敏性腸症候群(IBS)」
便秘・下痢・ガス型・混合型、同じ症状でも
患者さんによって異なりますが
共通するのは右下腹部の圧痛である。

そもそも過敏性腸症候群とは
私の考えでは、精神的なストレス・緊張による交感神経が優位となり
免疫が異常に興奮することで、細胞が正常な働きを失い
胃腸が正常な働きできなくなっている状態と思われます。

その際に重要なのが「免疫」に関する内容になります。

右下腹部の反応原因として以下のことが言えるのではないでしょうか?

・回腸

小腸は十二指腸から続く管で、小腸の上部2/5を空腸、小腸の下部3/5を回腸という
消化された栄養素の大半が小腸で吸収されます
回腸の粘膜にあるパイエル板(集合リンパ小節)が免疫細胞の機能調節されていると言われています。
パイエル板にはM細胞という特殊化した細胞を持ち、M細胞は細菌や未消化の飲食物等を内部に取り込む働きをする。
回腸は、免疫機能と消化吸収を担っている場所と言えます。

・盲腸から細く伸びる”虫垂”

虫垂に存在する”虫垂リンパ組織”からIgAの産生に重要な場である。
大腸の腸内細菌バランスに関与している。
※IgA…抗体(免疫物質)
消化器や呼吸器などに存在する。細菌と結合し運動性を弱める働きを持つ。

・回盲弁

小腸と大腸の境には回盲弁(バウヒン弁)という弁があります。
小腸から大腸には内容物が通りますが、逆流する仕組みとなっております。
回盲弁は自律神経によって開閉されていますが
何らかの原因で自律神経が不安になることで、回盲弁の働きに支障がでる可能性があります。大腸に流れた内容物が小腸に逆流するため様々な症状が発症するとされています。


回盲弁症候群脱水症状
動機
心臓の粗動活動時の胸部痛
偽性メニエール症候群
偏頭痛
就下性浮腫
右側の肩首腰の痛み
首のコリ
めまい
耳鳴り
吐き気
失神
偽性副鼻腔感染症
急激な口渇
目の下のクマ
全身の痛み

右大巨(胃)・右腹結(脾)・右五枢(胆)
私自身の経験ですが、多く反応を診るツボになります。

体に力が入りやすい方、緊張しやすい方、考え溜め込む方などは
まちがいなく右下腹部を押すと圧痛を伴う場合が多いです。
さらにパーキンソン病の患者さんの多くに右下腹の反応があります。

ストレス・緊張

交感神経優位になる

内臓の働きが悪くなる

自律神経のバランスが崩れる

免疫細胞に異常をきたす

小腸及び大腸の免疫細胞が正常な働きできなくなる。

右下腹部の反応が出る

この流れがあるのではないかと私は思います。

2025年03月18日
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